2016. 11. 23
11/23農家体験イベント 干し柿作りのいちにち
雨の予報が一番の気掛かりでしたが、11月23日の干し柿作り体験を無事に終えることができました。遠い遠い矢部村にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
トトロの道(^_^;)を抜けて山の上の柿の木から渋柿を収穫後、
ご自分で剥いた柿の実を紐に吊るす体験をしていただきました。
みなさんにとても喜んでいただき、私達にとっては例年の辛い作業も今日は楽しいひと時となりました。
山の恵みはたいへん豊かで食べる(生きる)には充分過ぎるほどたくさんの食材が育ちます。
しかし毎年毎年、家の畑や山で収穫できるのは、ほぼ同じ食材ばかりと言っても過言ではありません。
春には山菜が、夏にはきゅうりやナスピーマン、冬には大根、白菜が大量に食卓に並びます。
でも、少し見方を変えると昔の人の多くの知恵が食生活を楽しく美味しく豊かにしてくれる事に気付きます。
春のゼンマイやタケノコを塩付けや乾燥して保存する知恵、
それを戻していつでも食べることができるようにする知恵。
一度に食べきれない、しかも渋い柿を甘く、春先まで食べれるようにする知恵。
昔は各家庭でそんな知恵が伝えられてきたのだと思いますが、
今は昔の知恵を繋ぐ事が難しい環境になってきました。
私達は祖母や母達から学んだ知恵を一人でも多くの方に伝えたいと考えています。
山のお昼ごはん
トトロの道を通って畑へ
狭い山道を一列になって登ります
収穫体験
皮むき
紐に吊るしてできあがり!
今年は柿が豊作の年でした。
来年も開催できますように。