千代乃園のこと

ここは雪ふる山の中

ここは福岡県八女市、標高600mの山の中。初代・千代吉と共に三代目園主が名付けた「千代乃園」は、家族でお茶作りを営む茶農家です。山の畑は夏でも涼しく、冬には茶樹が雪に覆われるほどの寒さです。新茶が芽吹く時期は平地より遅くなりますが、準高冷地の害虫が少ない土地柄を活かし、2015年より有機栽培への取り組みを行っています。これが「雪ふる山のおそぶき茶」の名前の由来です。

おいしいお茶は元気な木から

自然に近い環境を目指し、肥料は植物性肥料のみを使用しています。お茶を口に含んだ時に深呼吸をするように、スーッと体に浸みわたるようなお茶をお届けしたいと当園は考えています。有機認定機関が認める植物性の発酵有機肥料を使用し、日々のお天気と相談しながら栽培方法を組み立てます。雪ふる山の澄んだ空気、鳥のさえずりを背景に育った茶葉から、山の恵みが詰まったプレミアムティーが生まれます。

山から海へ、旅するお茶

私たちは、残留農薬基準が厳しいEU(ヨーロッパ)へ輸出するお茶を2005年から生産しています。また2015年には農薬及び化学肥料の散布を行わず有機栽培の認定を受けました。雪ふる山で育った千代乃園のおそぶき茶は、山をくだり広い海を超えて、さまざまな方の食卓へ旅立っていきます。


これからのお茶のある暮らし

大切に育てたお茶を美味しい飲み方で楽しんで頂きたい。無くなりつつある奥八女のおばあちゃん達が持つ食文化を伝えたい。こうした想いから、2019年9月に「茶寮 千代乃園」を始めました。矢部川の渓流を眺めながら、八女茶が育った空気の中でお茶を楽しんで頂いたり、季節の催しを通じて茶文化を育む場所になれるよう運営しています。

プロフィール

原島政司(生産者/日本茶インストラクター) おいしい安全なお茶づくりのために、毎日山の茶畑で奮闘中。おかげさまでこれまでに「農林水産大臣賞」を3回受賞しました。最近では煎茶道師範免状を授かり、日々お茶の楽しみ方や可能性を研究中です。

原島江里(生産者/茶育指導士) 子供の頃、山の中の農家で「アルプスの少女ハイジ」のような生活がしたいと思っていたら、本当にそうなってしまいました。体だけではなく心にも作用するお茶の魅力や、お茶のある暮らし、山の暮らしの提案を行っています。

お茶の千代乃園



お茶の千代乃園 代表:原島 政司

◯事務所
〒834-1201 福岡県八女市黒木町北大淵6338花巡
TEL 0943-22-8552
FAX 0943-22-8553

◯茶加工場
〒834-1401 福岡県八女市矢部村北矢部1743
MAIL お問い合わせフォーム

<受賞> ◯農林水産大臣賞 受賞茶園(平成6年・20年・21年)

<資格・免許等> ◯日本茶インストラクター 認定番号(01-205)
日本茶の全てにわたる知識及び技術の程度が、消費者や初級指導者を指導する適格性を備えた中級指導者です。

◯福岡県減農薬栽培認証農家 認証番号0460137
農薬の散布回数(成分回数)が県基準の半分以下、かつ化学肥料の使用量も県基準の半分以下で、農産物を生産することを認証する制度です。

◯皇風煎茶禮式 師範
煎茶の道、礼法を通じ日々の暮らしの中に生かされるお茶を学んでいます。

◯茶育指導士
飲むだけではない「心にも作用するお茶」を現代の暮らしの中へご提案する活動を行っていきたいと考えています。
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