2015. 4. 29
新茶の摘み採り前に
雪ふる山の新茶の摘み採りの日が近付いてきました。今年の初摘みは5月1日の予定です。
・・・とその前に
本日は茶の樹の上に落ちてきた杉の葉拾いと被覆資材を拡げました。

ここ「滝の上の茶畑」は、周りの杉山が寒さから茶の樹を守ってくれているので、山の上の割には芽吹きも早めです。
しかし下の画像のように茶の樹の上にも杉の葉が落ちてきます。
摘み採りの前に、この杉の葉を全て拾う仕事は山の茶畑ならではですね。
拾い残さないようにじっくりと時間をかけて茶園を回ります。

これで杉の葉が落ちてきてももう大丈夫。摘み採りの時に杉の葉がお茶に混入することもありません。
そして遮光することの何より大きな効果は、お茶の葉の色が深く濃い緑色に変わります。味もまろやかになります。
5日前後このままにしておいて、摘み取りの前日直前に剥がして新茶を摘み採ります。

関連記事
Posted in お茶づくり | 4 Comments »
コメント4件
原島江里 | 2016.04.12 0:26
荒木様コメントいただきありがとうございます。
機械化で規模拡大することができるようになりましたが、反面、機械化できない仕事も同じ比率で増えていきます。草取り、杉の葉拾い、カバーを被せる仕事などは規模拡大しても機械化できない仕事です。
しかし、機械で作業している時より、機械化されていない仕事をしている時の方が辛いですけどお茶の葉を愛おしく感じるんですよ。
黒木 | 2016.05.09 15:04
皐月に入り、八十八夜も過ぎて、連休もあっという間に過ぎました。ブログを拝見していますと、ヘトヘトの毎日かと思います。ご苦労様です。 そのヘトヘトがないと、茶葉も美味しい味を出してくれないかもしれません。
新茶のこの時期、私にとっては、一番わくわくする
季節です。
原島江里 | 2016.05.11 17:23
黒木様、コメントいただきありがとうございました。9、10、11日と雨が続いてしまいました。ちょうど早生品種の摘み取りを終えて、明日からはオクユタカやオクミドリ等の晩生品種の摘み取りを始めるタイミングの雨で、摘み遅れなくてすみました。
週明けには、抹茶用の茶葉を残してひと段落できそうです。
コメント
荒木 | 2016.04.11 11:33
そんなカバーをかけたり手間がかかってるんですね~