2023. 1. 6

2023年 新年の始まりに、大福茶をいただく

明けましておめでとうございます。
茶寮にて1月2日~4日に初茶会を開催いたしました。
一年の無病息災を祈念して、園主が大福茶(おおぶくちゃ)と煎茶を淹れさせていただきました。
多くの皆様にご来店頂き、ありがとうございました。

大福茶とは、新年を祝い一年の無病息災を願って、お正月にいただく縁起のいいお茶のこと。
大福茶の起源は、今から1000年以上前の平安時代、村上天皇の時代に京の都で謎の疫病が流行りました。
当時、今のように薬もなく病名もわからず不安の中にいる方々を見兼ねて、
空也上人という僧侶が、悪疫退散を願って都の人々にお茶に梅干しを入れて振舞ったところ、疫病が鎮まったそうです。

やがてこの習慣が庶民にも広まり、幸福の福の字をあてた「大福茶」という縁起の良い名前へと変わり、今日まで伝えられています。


↑焙じ器でお茶を焙じます

↑福茶椀には海の物(結んだ昆布)と山の物(梅干し)とお塩が少々入っています


事務所と畑の仕事始めの昨日は、農園スタッフ皆が集まり、
園主に縁起のいい大福茶と煎茶を淹れて頂き、心新たに新年を迎えることができました。

茶畑の仕事が本格化するまで約1か月。
残りの時間で畑周りの整備や工場内の整備を行い、昨年よりもよい環境でお茶摘みが出来るよう勤しみます。


皆さまにとっても穏やかで温かな1年となりますように。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

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